<発生の要因>
日照不足および多湿(長雨)
窒素過多
高い湿度、風通しの悪さ
<特徴>
葉いもち
葉脈に沿ってあらわれる紡錘形の斑点が特徴。赤褐色の縁で内部は灰白色、外周は黄色くなります。稲の抵抗力が弱いときは、 暗緑色や灰色で外周がぼんやりした斑紋が発生することもあります。伝染力が強く、生育早期から多発生するとズリコミ状となり、収穫は皆無となります。
穂いもち
発病部位により「穂首いもち」「枝梗いもち」「籾いもち」などと呼ばれます。はじめは淡褐色の斑点ですが、次第に褐色から黒褐色へと変色します。

葉いもちの慢性型病班

穂いもち

<発生の要因>
移植後、穂ばらみ期(穂がふくらみはじめた状態)の低温・多湿
<特徴>
苗の腐敗
移植後、水際の葉鞘に暗緑色をした細かい斑点があらわれ、徐々に融合して黒褐色から灰褐色の条斑となります。葉はしおれて弱くなり腐敗します。
穂や葉鞘の変色と腐敗
止葉葉鞘に暗緑色でぼんやりとした斑点があらわれ、後に褐色から灰褐色に変色します。 籾は黒褐色から灰褐色になり、玄米でも褐色斑紋があらわれ、ひどい時には茶米や不完全粒、奇形穂になることもあります。

イネ葉鞘褐変病

<発生の要因>
肥料の与えすぎ・密植
夏季高温多湿
<特徴>
水際の葉鞘に暗緑色で小さな楕円形の斑点ができはじめ、その後周囲が褐色で中心が灰白色に変化し、徐々に上部へと広がって雲形の大きな斑紋を形成します。 また病斑には1〜3mmの菌核を形成します。

イネ紋枯病

<発生の要因>
出穂後の低温、強風、降雨
<特徴>
出穂後まもなく籾に褐点または褐変があらわれ、病気の進行にしたがって濃さを増し黒く変色します。 発生すると玄米の収穫量が低下するほか、茶米・背黒米の混入が増え、品質の低下につながります。

イネ褐変穂

<発生の要因>
汚染種子の使用
出芽時の高温多湿および密植
<特徴>
菌密度が高い場合の不発芽や出芽直後の立ち枯れ
本葉2〜3葉期の発病
全体が薄黄色に変色し、ひょろひょろと軟弱になり移植後すぐに枯れてしまいます。
移植後の発病
苗の時期には症状が出なくても、後から極端な成長をはじめ出穂前にほとんどが枯れてしまいます。また、たとえ出穂しても米は実らず白穂になります。
出穂後の発病
籾の中心や果梗などが黒っぽく変色し、表面に白い粉のようなカビが発生します。 また、えい(籾の一部)の縫合部には淡紅色のカビ(赤もみ)があらわれます。

イネばか苗病



写真提供:社団法人 北海道植物防疫協会

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